「浜松西高で、野球を一緒にやろう」

　浜松西高野球部に関心をもってくださりありがとうございます。本校野球部は1926年の創部以来学校の方針でもある文武両道を掲げて活動してきました。1986(昭和56)年には甲子園出場を果たしています。また、OBの中にはプロ野球・社会人野球・東京六大学野球等で活躍した方もおられますし、文武両道を実現させ医師になった方もおられます。いわゆる野球名門校というわけではなく、野球と学校生活を両立させ、自分の将来に向かって必要な力をつけていくことが大事だと考える文化があります。本校野球部の誇りは決して甲子園に出場したことだけではなく、OBの多くが「西高で野球をやって良かった」と思っていることです。
　チーム目標は「甲子園１勝」、目的は今述べたような「人間形成」であります。近年の主な成績としましては、2018年2019年の秋季西部大会連覇、2021年の秋季県大会ベスト4が挙げられます。特に2021年秋の県大会準決勝では、聖隷クリストファー高校(その後東海大会で準優勝)相手に延長12回の熱戦で敗れ、あと一歩で東海大会というところまでいきました。
　進学校ではありますが、野球という素晴らしいスポーツを思い切りやれる環境が本校にはあります。試合のできるグラウンド、バッティング練習のできる室内練習場、そして学校やOB会のバックアップ体制。こんな恵まれた環境の中で部員たちは日々熱い心と明晰な頭脳で野球に取り組んでいます。少しでも興味がわいた方は、いつでもグラウンドに練習見学に来てください。また、多くの皆さんの入部を心からお待ちしております。西高で最高の青春時代を過ごしてみませんか。

静岡県立浜松西高等学校
野球部監督　佐藤　光

　高校野球を取り巻く環境は大きく様変わりしています。少子化に加え、スポーツの多様化などで野球人口も減ってきております。また静岡県の高校野球界においては私立高校の優位な状況が益々加速しています。この様な状況の中に於いても浜松西高校野球部は常に甲子園1勝を目標に掲げ日々練習に励んでいます。
　高校野球は甲子園出場だけがすべてではなく、高校野球を通じて得られるものはとても大きなものがあります。私も長い社会人生活の中で痛感することは山ほどあります。特に浜松西高のOBが社会の中で活躍している姿はよく目にします。公立の進学校というハンディキャップはあるものの決して甲子園出場のチャンスがない訳ではありません。特に夏の大会では何が起こるかわかりません。私は第63回大会で身をもって経験しました。投手を中心とした守りのチームで甲子園出場を果たすことが出来ました。近代高校野球に於いても飛ばないバットへのルール変更で浜松西高野球部にもそのチャンスが巡って来たのではないでしょうか。
　夏の甲子園で満員のアルプススタンドの中での戦いの情景は鮮烈に目に焼き付いています。もう一度あの感動を味わいたいと心から思っております。その為に我々OBも全力でサポートして参ります。皆様の応援・サポートを心よりお願いいたします。

静岡県立浜松西高等学校
野球部OB会長　木下 知之